管理人チーフが、数年前、ある事情で、はじめて国際電話をかけることになりました。 身内に何人か知人を紹介してもらい、アメリカ人男性と結婚した日本人女性の家に電話をかけた時のことです。 場所は西海岸、時差があるので日本は夜中、向こうは朝です。 話す言葉をあらかじめ組み立て、意を決して電話しました。 国際電話特有の高いコール音。今つながってる。「がんばってる」という感じがたまりません。 電話に出たのは10代と思われる女の子。 目的の女性の名前を告げると何やら英語で返事をします。 良く聞き取れなかったので、ひょっとして間違ったかと思い「間違い電話ですか」と言おうと思って詰まってしまいました。 「私は間違い電話をかけているのですか」でも「この電話は間違い電話ですか」でも良いと思うんですが、センテンスが浮かばない。 とっさに「間違い電話」という単語を 語尾を上げてWrong number?と言ってみました。 そうしたら通じたので、「ゆっくり話してください」というお約束の表現で切り抜けることができました。 間違い電話が bad number でも different number でもないということを知っていたことだけが救いとなりました。
明けましておめでとうございます。 新年の挨拶と言えば、A happy new yearなのかHappy new yearなのかという問題があります。 文章に書くなら、年明け前はA happy new yearで、年が明けたらHappy new yearと考えられているようです。 確かに、A happy new yearの方は前に(I wish you)が省略されていると考えれば、まだ新年になっていないから、これから先の事としてwishを使っているとも言えます。 呼びかけなのか、文なのか、という事なのだと思います。 でも、記事のタイトルとしてなら、年明け前にHappy new yearもあり得そうだし、表現時と表現の受領時のどちらに合わせるかという事も考えると、単純化してよいものか、私にもよくわかりません。 私には、この辺の感覚が、まだ染み付いていないのです。 「冠詞」恐るベしです。